45歳で転職！成功の秘訣は家族を大切にしつつ勇気ある一歩を踏む出すこと

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45歳という高齢で転職を決断したUさん。やりたいことにチャレンジする一方、家族を不安にさせないことにも細心の注意をはらいました。

■Uさん
転職先：建築業界→建築業界
性別：男性
転職時期：45歳

45歳で転職するときに気をつけること

転職を決意したのは、45歳の時。

私は学卒後、ずっと建築業界で働いており、住宅の設計を担当していました。そんな中、阪神淡路大震災が起こり、住宅の工法が見直されている時でもありました。

その見直しを検討している最中、ある工法を提案している人と出会い、その魅力に惹かれ、その人の開発を手伝うことになり転職することに。

しかし、仕事を魅力に感じる一方で、子供は中学1年、住宅ローンも返済中。しかも転職先までは、車で2時間もかかります。

そんな状況での転職でしたから、家族も不安に感じていたことでしょう。もちろん、家族や生活のことを考えると私も不安でした。

そこで、話し合いの結果、単身で行き、週末には帰ってくるというライフスタイルにしました。

長年勤めた会社の方は、引き継ぎや整理などで数ヶ月かかりましたが、無事円満退社することができました。ちなみに、これまでの業務に不満があったわけではありません。

印象に残ったのは退職の当日のこと。挨拶に行った役員に年齢を聞かれ、45歳と答えると一瞬ためらった後「頑張りなさい」と言われたのを今でも思い出します。恐らく、45歳での転職を無茶なことと思ったのでしょう。

このように、家族と会社にはきちんと事情を説明し、納得してもらったうえで転職しました。

転職して経験の幅が広がった！

転職後の業務内容は、構造と工法の開発を主力に、住宅の設計、CAD開発を担当しました。これまでの間、その会社には十分な技術者がいなかったようで、技術的な仕事は全て私に任されることに。大変でしたが、その分やりがいがありましたね。

業務内容の範囲は、以前に比べて狭くなりましたが、活動範囲は全国となり、数年後にはアメリカ、さらに数年後にはヨーロッパにまで拡がりました。これは、私にとって貴重な経験となり、当初の不安や迷いは稀有のものでした。

転職していなければ、決して経験できなかったことです。

家族の生活を壊さないことを大前提に一歩踏み出す勇気を

不満を抱えながらも、生活を維持できている時は、新たな挑戦に消極的になるものです。しかし、仕事は生活を支えるためのものであると同時に、人生の大半を決めるものでもあります。

経済的な理由や新たに希望する仕事で転職を考えたならば、家族の生活を壊さないことを前提に、一歩踏み出す勇気も必要ではないかと考えています。もちろん、安易な転職は禁物で、十分に悩み熟慮すべきです。

私は、婚約した2ヶ月後に転職し、親族から嫌味を言われましたが、こりずに結婚3年後にも転職しました。身勝手な動機でありつつも、決断に際しては生活を壊さないことを大前提としました。

そのためには、家族との話し合いが重要です。その上で決意した転職なら、後悔も少ないのではないでしょうか。

もちろん不安は大きくなり、あせりはあります。それでも、最後には何とかなるものですよ。

まとめ

45歳という年齢で、長年勤めた会社のキャリアを捨てることは、勇気が必要です。しかし、一度しかない人生。チャレンジすることで、これまで味わえなかった経験ができるでしょう。

その一方で、家族や生活のことを忘れてはいけません。話し合いをして双方が納得する形で転職するのがベストです。どれだけいい仕事に出会えても、家族関係がギクシャクするのは耐えがたいものですよ。

なお、Uさんが45歳という高齢で転職できたのは、知人との出会いがあったおかげです。通常、40代の転職はかなり厳しいので、知人を頼るというのは正しいです。

そうでなければ、転職サイトで何度も求人に応募し、粘り強く、あきらめないことが大切です。

40代におすすめの転職サイトは、リクナビNEXTです。業界最大手でとにかく求人数が多いので、気になる会社があればどんどんチャレンジしましょう。