看護職と私生活、ダブルの忙しさで鬱病に!元気になってまた看護師に転職したい
長年、看護師の仕事をしているUさん。しかし、人間関係の悪さや体調を崩したことで、山あり谷ありの看護師人生を歩んでいます。
■Uさん
転職先:パート→救急二次病院
性別:女性
転職時期:30代
人間不信になるほどの職場環境の悪さ
私が最初に看護職の世界に足を踏み入れたのはパートでした。
しかし、雇用保険をかけてもらってなく、よい雇用形態とはいえない環境です。また、恐ろしく人間関係が悪く、職場の空気もピリピリしていました。
不満を感じつつも働いていたのですが、ある日突然「来月からは、もう来なくて大丈夫です」との退職勧告。耳を疑いました。はっきりとした理由も教えてくれません。
「私には看護の仕事は無理なのか」と人間不信になるくらい気持ちが落ち込みましたね。
でも、子どものためにも働かないと生きていけません。離婚したこともあり母子家庭なんですよね。
気持ちが落ち込んだものの、実績のある看護職が転職への近道だろうと判断。ハローワークで見つけた病院に転職しました。
忙しくても充実の救急二次病院!しかし、私生活で問題勃発
それから、今の病院で働き続けて14年になります。
続けられている理由は、救急二次病院での仕事に働きがいを感じていること、人間関係がいい病院だということ。忙しさはあるものの、前職とは雲泥の差です。沢山の人間が働いていますが、人間味にあふれた病院だと思います。
転職後は、身も心もゆったりと過ごしていました。
ところが、二年前に転機が訪れます。仕事が忙しいのは変わらなかったのですが、問題は私生活です。
父の入院、子供の巣立ち、立ち退きによる引っ越しなど、めまぐるしい忙しさが襲ってきました。さらに更年期障害も加わり、突発性難聴という耳の病気になってしまいました。
突発性難聴とは突発的におきる原因不明の急性感音難聴である。
参照:Wikipedia
体調が悪い日は有給をいただいていたのですが、事態は悪い方向に進むばかり。とうとう鬱になってしまい、一昨年暮れより休職させてもらってます。
鬱病で働けない!でも生活費が必要に
鬱のときは、無理をしてはいけません。ここ一年半、仕事のことは考えないように生活してきました。
しかし、傷病手当がなくなりかけたことで、生活費が気になり、復職について考えるようになりました。息子はこの春から大学院に通っていてお金が必要です。もう年ですが、再婚して養ってもらいたい気持ちが本音です。
体調は、調子が良かったり悪かったりと安定しません。仕事に定期的に行ける自信もありません。お世話になった職場には迷惑をかけたくありません。
でも、仕事をして、年金をもらうまでの15年を生きていかないといけません。
それでも、復職したら「症状が悪化するのではないか」と心配です。人間関係は悪くないのですが、救急二次病院は忙しいんですよね。
そのため、仕事に慣れる意味で、ランサーズ(インターネットでの仕事)を始めてみました。便利な時代になりましたよね。家でも仕事ができます。
もう少し動けるようになったら、正式に今の職場を離れ、転職を真剣に考えてみようかと思っています。
回復したらまた看護師に転職したい
次に再就職するなら、体力的にも救急病院以外の病院に転職したいと思っています。
体は壊してしまったけれど、救急病院で忙しく働いた時間はかけがえのない時間でした。元気がないと働けない職場だし、沢山現場で勉強させていただきました。
今までの現場経験と知識をいかせると思うので、定年までの職場探しをがんばりたいと思います。
まとめ
Uさんがパートから救急二次病院に転職したことは正解だったでしょう。当時はつらかったと思いますが、結果的にやりがいのある職に出会えています。
そのおかげで、鬱病に苦しんでいるものの実績をいかした転職活動ができますよね。人間関係は病院の体質もあり、どうあがいてもよくしていくのは難しいです。
だから、どんな職場であっても仕事での実績、スキルを身につけ、新しい環境で能力を発揮するのが得策です。いまは看護師不足といわれていて、条件がいい病院はたくさんありますよ。
もし人間関係で悩んでいるなら、キャリアアップでの転職を目指してみてはいかがでしょうか。