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プロも使用!Webデザインに必要な主流のソフト

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デザインソフト
「Webデザインをしたいけど、どんなソフトを勉強したらいいの?」「プロのWebデザイナーはどんなソフトを使っているの?」

様々なデザインソフトがあり、これからWebデザインを学ぶのであれば、このような疑問があるでしょう。

とはいえ、主流は決まっています。それをマスターすれば、プロのWebデザイナーとしても通用するというソフトがあるんです。

このページでは、実際にWebデザイナーとして制作会社で働く私が、Webデザインに必要な主流ソフトを紹介します。

Webサイトを公開するまでの流れ

ただ羅列しただけでは、分かりにくいので、実際にWebサイトを制作して、公開するまでの流れに沿ってみていきましょう。

一般的には、以下のような流れになります。

(1)企画・サイト設計→(2)コンテンツ制作・原稿確認→(3)Webデザイン→(4)コーディング(HTML、CSS)→(5)ブラウザで確認→(6)サーバーにアップロード(公開)

Webデザイナーといえど、企画やサイト設計から関わることもありますし、HTMLコーディングまでの仕事をすることもあります。

会社の体制によりますが、プロジェクトを進めるにおいて、全体像を知っておいた方がよいデザインにつながります。ざっくりとでもいいので、おさえておきましょう。

それぞれの工程で必要となるソフトが異なりますが、ここさえおさえておけば、プロの現場でも通用します。次項からは、具体的にソフトを紹介していきます。

(1&2)企画・サイト設計〜コンテンツ制作・原稿確認

デザインに入るまでの工程です。ここでは、Office系のソフトを使います。

MicrosoftOffice

ビジネスにおいては定番ですね。これはどんな職種でも当たり前のように使います。最低でもExcel、Word、PowerPointを開ける環境は整えておきましょう。

クライアントからくる原稿は、ほとんどOffice系ソフトで作られているため、やりとりがスムーズになります。

制作においても企画書や見積書、スケジュール表、サイトマップ、コピーライティングといった場面でよく使います。これらをWebデザイナーが作成することもよくありますよ。

しかし、バージョンやファイル形式の違いでファイルを開けないときがあり、緊急を要するときはすごく困ります。そんな時は、大替えとしてフリーソフトのApache OpenOfficeGoogleドキュメントが便利。無料で利用できますし、テキストだけでも抽出できると思います。

また、MicrosoftOfficeは高価であるため、フリーランスや趣味の範囲ならApache OpenOfficeでも事足ります。とはいえ、業界標準ですので、買うにこしたことはないです。

Adobe PDF

ソフトやOSの差異によりどうしてもファイルが開けないことがあります。それをどんな環境でも開けるようにするのがAdobe PDFです。

他にも機密書類にパスワードをかけたり、Webサイトからダウンロードする文書をPDFにしたりと、活躍の場は多いです。そこで必要になるソフトは2つです。

Adobe Acrobat Reader DCは、PDFを開くためのソフト。無料でダウンロードできます。
Adobe Acrobat Reader DC公式Webサイト

PDFを作成、編集にはAdobe Acrobat Pro DCを使います。PDFの保護やファイルの統合、リンクの埋め込みなど高精度の編集ができます。カタログやチラシといった印刷物をWeb用の原稿として使うことも多くあり、重宝します。

(3)Webデザイン

Webデザイナーの肝となるデザインを作成するソフトを紹介します。レイアウトやイラスト作成、写真補整など用途に応じて使い分けましょう。

Adobe Photoshop

Webデザインの王道ソフトがAdobe Photoshop(アドビ フォトショップ)です。 多くのWebデザイナーがメインで使用しており、私もその一人。使わない日はありません。

本来、Photoshopは、画像編集ソフトなのですが、Webデザインと非常に相性がいいのです。Webデザインは、最終的に画像として書き出され、HTMLにでコーディングされます。

そのため、画像の取扱いに優れているPhotoshopでの作業は効率がいいのです。ブラシやグラデーションを使ってクリエイティブなこともできますし、スライスや書き出しといった作業もしやすいです。

もちろん写真の補整もできるため、デザインが効率よくできます。

しかし、Photoshopは高価です。プロになりたければ勉強するのに必須ですが、どうしても買えない場合や個人利用のブロガーなどであれば、一般ユーザー向けの「Adobe Photoshop Elements」がおすすめ。

Adobe Photoshop Elementsは、Photoshopの機能の一部が使えるライトモデルです。よほど特殊なことをやらないのであれば、十分に使えるソフトです。それでいて価格は、1万円前後と安いです。

フリーソフトであればGIMPも有名。無料で使えるわりに高機能なため、Photoshopの代替ソフトとしてよく名前が上がります。個人利用であれば問題ないでしょう。

それとAdobe FireworksというソフトもかつてはPhotoshopと肩を並べるほどの人気でした。今でも使用しているWebデザイナーは多いかもしれません。しかし、残念ながら2013年に開発が終了してしまいました。

そのため、これからWebデザイナーを目指す人はPhotoshopを勉強しておくのがよいでしょう。

Adobe Illustrator

ベクターデータを扱うのに優れているのがAdobe Illustrator(アドビ イラストレーター)です。

ベクターデータとは拡大・縮小しても劣化しないデータのこと。イラストやロゴのようなオブジェクトの制作に適しています。印刷物(名刺やチラシ、ポスター)も得意でDTPデザインでは最もスタンダードなソフトです。

Webデザインにおいては、ベースはPhotoshopで、イラストのような部分的なオブジェクトはIllustratorで作るといった使い分けをします。両者は相性がよく、コピー&ペーストで移動できるのです。

DTP出身のデザイナーは、IllustratorでWebデザインする人もいますが、データの変換やスライス、画像の書き出しのことを考えるとPhotoshopの方がおすすめです。別のデザイン会社で制作したデザインをHTMLコーディングすることもありますが、Illustratorのデータだと面倒なのですごく嫌です笑。

なので、先程書いたような使い分けをするといいですよ。覚えておいて絶対に損はありません。

使うかもしれないソフト

頻繁には使いませんが、たまに使うのが「Adobe Flash Professional」と「Adobe InDesign」です。

Flashの方は、その名の通りFlashを制作できるソフト。一時期、流行しましたが、スマホで見られないという理由で、徐々に姿を消しています。

代わりにJavaScriptやjQueryといったプログラミング言語が使われており、スキルとして身につけたいならこちらのほうが、役立つと思います。

とはいえ完全に消えたわけではないので、過去データの修正やFlashが適している制作物で、使う可能性もあります。

Adobe InDesignページデザインとレイアウトに適しているソフト。パンフレットやカタログのような冊子デザインでよく使われます。Webデザインでは使いませんが、ごくたまに、原稿として支給されたデータを開くことがあります。

Webデザイナーを目指すならすべてが揃ったお得なセット

Adobe Creative Cloudのコンプリートプランならここで紹介したAdobe Photoshop、Adobe Illustrator、Acrobat DC、Adobe Flash Professional、Adobe InDesignと後ほど紹介するAdobe Dreamweaverがセットになっていてお得です。

Webデザイナーを目指すなら持っていても損はありません。スキルを身につけておけば、どんな制作会社に入っても必ず役に立つでしょう。

(4)コーディング(HTML、CSS)

Webデザイナーでもコーディングをすることがあります。明確な役割分担がされていたり、カリスマデザイナーでなければ、兼任することのほうが多いでしょう。

Adobe Dreamweaver

高機能なコーディングソフトがAdobe Dreamweaver(アドビ ドリームウィーバー)です。

コードヒントやあらゆるツールのおかげで、コーディングが素早く、楽にできます。私も長年メインで使用しています。WordPressのPHPファイルやJavaScriptといったプログラミング言語でも使えます。

しかし、無理に使わなくてもコーディングは、メモ帳やテキストエディターでも可能です。WindowsではCrescent Eve(無料)やTeraPad(無料)、秀丸(有料)、Macでは、mi(無料)やCotEditor(無料)が有名です。コーダーやプログラマーは各々好きなものを使っていますね。

なのでDreamweaverは使う機会があれば、触っておく程度で大丈夫です。それよりもHTMLやCSSで「コードを書く」ということを勉強しておきましょう。

(5)ブラウザで確認

コーディングが終わったWebデザインは必ずブラウザで確認します。ブラウザとは、Webサイトのコードを解析して表示してくれるソフトのこと。ブラウザによって、表示方法が微妙に異なるため、表示崩れやプログラムが動作しないこともあるのです。

世界的にシェアが高いブラウザは、
Google Chrome
Mozilla Firefox
Internet Explorer
Safari
の4つ。すべて無料ですのでインストールしておきましょう。(Internet ExplorerはWindowsのみ)

また、スマホやタブレット用のWebデザインであれば、必ず実機のブラウザで確認するようにしましょう。

例えば、文字の詰め幅や大きさなどの見た目が、Photoshopでデザインしたものと異なって見えることがありますよ。

(6)サーバーにアップロード(公開)

コーディングが完了したらいよいよ公開です。公開するには、FTPソフトを使って、データをサーバーにアップロードします。

FTPソフト

有名なソフトは、以下の4つです。
FileZilla(Windows、Mac)
WinSCP
Cyberduck(Windows、Mac)
Fetch(Mac)

特殊な使い方を想定していなければ、どれも性能はほとんど同じです。画面の見やすさや操作性で選んでみましょう。ここにあげているものでは、Fetchのみ試用期間を過ぎれば有料になります。

どれかと言われればFileZillaが最も多く使われている印象があります。私も使っています。

まとめ

ここで紹介したWebデザインに必要なソフトと優先度をまとめます。

・MicrosoftOffice(Apache OpenOfficeでも可)
・Adobe PDF(必須)
・Adobe Acrobat Reader DC(できれば)
・Adobe Photoshop(必須)
・Adobe Illustrator(必須)
・Adobe Flash Professional(できれば)
・Adobe InDesign(できれば)
・Adobe Dreamweaver(テキストエディタでも可)
・ブラウザ:Google Chrome、Mozilla Firefox、Internet Explorer、Safari(必須)
・FileZilla(必須)

これだけあればプロの仕事ができます。Adobe製品は、高価ですが、今のところ業界標準ですね。月額払いになったので、以前よりは買いやすくなってますし、学生であればアカデミック版が安く買えます。まずは、体験版や代替えソフトで試してみてもよいですね。

なお、ソフトだけでなくパソコンのOSについての疑問もあるでしょう。それに関しては以下ページを参考にしてみてください。

一歩踏み込んで、ソフトの使い方を勉強したい人は、以下の記事も参考にしてください。

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